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アナログ画材と私
 最近すっかりデジタル方面なのですが、学生時代には、まだデジタルで絵を描くということが今ほどお手軽ではなかったので、アナログ画材がメインでした。半分趣味になり、いろいろと買い込んでは慢性的財政難でしたが、色数の多いものはもちろん最終的には紙にまで手を出したものです。
 今でもカビるほど残ってるので、再利用の意味で取り上げる事にしました。一回で終わるかもしれないですけど。
※昔購入したものの話ですので、現在どうなってるかは知りません※

練り消し

 小学生の頃に香りつきのものが大流行したブツではないでしょうか。
 が、あの香りと色のついたものは、ほとんど使いものになりません。消えないし、やたらネバネバしてます。ラメ入りとか訳わからんのまであって、あれはあれで好きなのですが、今回取り上げたのは白い、香りのない練り消しです。200円くらい。
 何で四角じゃなく、もこもこした形をしているのかは謎。今手元にあるのはヌーベルというメーカーのものですが、確か他のメーカーのもこういう形です。何か規格でもあるんでしょうか。普通の消しゴムと間違えないように?まあいいや。

 主な用途としては、パステルや木炭画を描くときに使用します。普通の消しゴムでは表面を傷めてしまうようなヤワな紙向けの商品です。ちなみに木炭画は、食パンで消すこともあります。しかも白いとこだけ。なんて罰当たり。一度やってみましたが、あまりにもお百姓さんに申し訳なく、6枚入りのうち1枚使って残りは食いました。
 学生時代の絵の先生はパン派で、練り消しを使っている所を見つかると注意されるので、むこう向いてる間とかに、こっそり使ったものです。「志村後ろ!」状態。
  パン派にも理由はあるんですが、そんなのは私にとっちゃ微々たるもんでしたので。

 なぜ練り消し話から・・・というと、他の画材がデジタルに押されて使用頻度が下がったのに比べ、この練り消しだけは私の生活では今でも現役で活躍中なのです。
でも、本来の役割ではなく何かを貼りつける・固定する、と、もう伊○家の食卓に投稿したいくらい様々な方面に使用してますので、実例をご紹介します。
 いずれも、貼る方貼られる方との相性がありますので、長時間つけておくと練り消しの跡が残ることも考えられます。
 プラスチック系のものならだいたい大丈夫ですが、一応チェックが必要です。

ポスター・カレンダーなどを貼る
重いものは無理ですが、軽めのものなら平気です。ちょっとしたメモ・何かの仮止めなどにも良いでしょう。
置物の固定
乗せるだけでは不安定な置物を台に練り消しをつけて固定します。
細かい溝の掃除
キーボードなんかの隙間の掃除に最適。エアダスターで取り除けない積もったチリのようなものを取り除きます。形を自由に変えられるので、細くこより状にして、キーボードの隙間を往復するとガンガン取れます。ハンコ掃除にもおすすめ。
ネイルアートにも!
上の固定と近いですが、一時期、ネイルアートって儲かるんじゃないの?と、儲けようとしてた時(数日で飽きた)の事。ネイルチップを買い込んで塗ろうとしたら、やったことある方は分かると思いますが、手で持って塗れないんです。で、テーブルに練り消しを山状に置き、その上にチップを固定すると、ちょっと筆で塗るくらいではびくともしません。他の人はどうしてるのか、と思い調べてみると、わざわざ専用の台を作ってる方も・・・ごくろうさん。
ドアののぞき穴ふさぎ
ドアののぞき穴は、内側から覗くために付いていますが、外側からも明かりが見えるために、居留守バレバレな感じが嫌なのでこれでふさいでいます。以前チャイムが鳴ったのでのぞきに行ったら、NHKらしきおっさんが、満面の笑みでのぞき穴目線だったことがあり、むかつきのあまり、それからテープで紙貼ったりしてましたが、こっちの方が強力かつ手軽。

 と、こんなところだと思いますが、まだ思い出したら付け加えるかもしれません。実際に試してみて、なにか不都合があっても責任はおえませんので注意してください。 やる人もいないと思いますが。
 しかもちっとも画材の話じゃなくなりました。練り消し話したいだけ。
03.02.02